ブタナ(タンポポモドキ)

ブタナの花はタンポポとそっくり

撮影場所 狭山稲荷山公園(埼玉県狭山市)
撮影時期 2017年6月上旬

花はタンポポにそっくりですが、茎は細くて緑色が濃く、途中で枝分かれして1本の茎に花が複数咲いていることがあります。

ブタナの葉

葉はロゼット葉で地面に放射線上に開いています。これもタンポポと同じで、これだけではなかなか見分けがつきません。ただし、一つのロゼット葉から複数の茎が伸び、さらにその茎が途中で枝分かれしているのですぐにタンポポではないとわかります。

ブタナの茎

ブタナの茎はタンポポよりも緑色が濃く、丈夫そうに見えます。また背丈はタンポポよりもはるかに高く、40~80cmになることもあります。また一つのロゼット葉に茎が何本も伸びるので、群生していることが多くあります。

ブタナの種子

撮影場所 狭山稲荷山公園(埼玉県狭山市)
撮影時期 2017年6月上旬

ブタナの種子もタンポポと同じような白くて団子状のものを形成します。なかなかこれだけでは見分けはつきにくいのですが、茎の背丈がタンポポよりかなり高いのと、茎が途中で枝分かれしていること、一つのロゼット葉から何本も茎が生えていることで見分けられます。

基本情報

名称  ブタナ(タンポポモドキ)
 キク科
開花期 5~9月
原産 ヨーロッパ
分布  全国
高さ 40~80cm
花の大きさ 3~4cm
特徴 タンポポとよく似た花をつけるが、茎はタンポポよりもずっと長い。また、茎が途中で枝分かれてして、1本の茎にいくつも花をつけていることがあるのでタンポポと区別できる。
葉はタンポポと同じように地面に這いつくばるように四方に広がります。
その他 ヨーロッパ原産の帰化植物
外来生物法で要注意外来生物に指定されている。
ロゼッタ葉は、表に粗い毛があり、裏には毛がびっしり生えている。