イトラン(ユッカ)

イトラン(ユッカ)の花

白くて大きな花を下向きに大量に咲かせます。

イトラン(ユッカ)の蕾(つぼみ)

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影場所 2017年6月下旬

まるでアスパラガスのような蕾(つぼみ)です。

イトラン(ユッカ)の葉

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影場所 2017年6月下旬

葉は斑入りのものもありますが、それらは人の手で改良された園芸品種です。イトランの名の由来は葉の縁が糸のように剥離していくことからです。花にばかり注目していると見落としてしまいますが、糸のようなものがあるのがわかります。

イトラン(ユッカ)の全景

6月下旬に真っ白な花が満開でした。

白い花が咲く前はこんな感じです。まるで巨大なアスパラガスが生えているようです。イトラン(ユッカ)には茎は殆ど無く、地面から葉が直接生えているように見えます。

6月になると花を咲かせるため、巨大なアスパラガスのようなものを伸ばしはじめます。花をつける前に見るとびっくりしますが、花の時期以外にはありません。

原産がアメリカやメキシコの砂漠地域なので日本には自生せず、見られるのは人為的に植えられた庭園や公園などだけです。ここ彩の森入間公園(埼玉県入間市)でも、広い公園の敷地の中でこの場所でしか見られません。

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影場所 2017年6月下旬

花が散ったあとには・・・

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影場所 2017年7月中旬

白いきれいな花が散ったあとには、枯れて茶色くなった茎と枝が残ります。果実や種などは一切ありません。

基本情報

名称  イトラン(ユッカ)
 リュウゼツラン科
開花期 6~7月
原産  メキシコ、アメリカ
分布  砂漠地帯を好むため日本には自生しない
高さ 70~140m
花の大きさ ~5cm(花一つの大きさ)
花の色
植物のタイプ 常緑多年性低木
特徴  葉の縁が剥離し糸のようになるため、和名で「イトラン」と名が付きました。
その他