エノコログサ(ネコジャラシ)

エノコログサ(ネコジャラシ)の穂(花)

撮影場所  空き地(埼玉県狭山市)
撮影場所 2017年6月下旬

よくみると毛の奥にゴマ粒くらいの種子があるのがわかります。これを脱穀してフライパンで炒ると香ばしい香りがしてきます。エノコログサは、粟(あわ)の原種と言われているため、食べることができます。

エノコログサには、アキエノコログサ、オオエノコログサ、キンエノコログサなどがあります。アキエノコログサは、穂がエノコログサよりも長く、先が曲がってやや垂れ下がります。

オオエノコログサの穂は、エノコログサよりも全体的に大きく、キンエノコログサの穂はまっすぐに立ち、毛が黄褐色です。

撮影場所  空き地(埼玉県狭山市)
撮影場所 2017年10月上旬

10月上旬になると青々としていたネコジャラシの穂もキツネ色に返照していて、穂の中にあった種も殆どが無くなっていました。

撮影場所  空き地(埼玉県狭山市)
撮影場所 2017年6月下旬

ロゼット葉のように丸く生えて外側に広がり、中央部分に空間があります。これは踏まれても何とか生き延びようとこのような形になったのではないでしょうか。

エノコログサ(ネコジャラシ)の葉

撮影場所  空き地(埼玉県狭山市)
撮影場所 2017年6月下旬

葉はとても細長く、茎に互生しています。

エノコログサ(ネコジャラシ)の茎

撮影場所  空き地(埼玉県狭山市)
撮影場所 2017年6月下旬

茎の根元のほうが赤くなっています。

基本情報

名称  エノコログサ(ネコジャラシ)
 イネ科
開花期 夏~秋
原産 日本
分布 全国
高さ 30~80cm
花の大きさ
特徴  何といっても穂が特徴でしょう。
その他  エノコログサの語源は、犬の尻尾ににているから「犬コロ草」と呼ばれていたことに起因する。英名は「fox tail(狐の尻尾)」で発想は国が違えど同じようです。