基本情報
名称 | アカマツ |
科 | マツ科 |
開花期 | 4~5月 |
原産 | 日本、中国 |
分布 | 本州、四国、九州 |
高さ | 20~30m |
花の大きさ | - |
植物のタイプ | 常緑針葉高木 |
特徴 | アカマツの幹をずっと上へと見上げると上のほうの幹の表面の皮が剥がれ落ちて赤茶色になっているのがわかります。それによってアカマツだとすぐに見分けることができます。 |
その他 | アカマツはマツタケの生産林で共生関係にあります。 |
アカマツの種子



撮影場所 | 狭山稲荷山公園(埼玉県狭山市) |
撮影時期 | 2017年6月上旬 |
6月上旬頃はまだ青々とした実のような状態です。これが次第に茶色くなり松ぼっくりになるのでしょう。
アカマツの葉


撮影場所 | 狭山稲荷山公園(埼玉県狭山市) |
撮影時期 | 2017年6月上旬 |
アカマツの幹


撮影場所 | 狭山稲荷山公園(埼玉県狭山市) |
撮影時期 | 2017年月6上旬 |
アカマツの幹は地面に近い部分はひび割れてゴツゴツした感じですが、見上げるとそのゴツゴツした部分がはげ落ちて赤い地肌が露出したようになっています。これがアカマツと呼ばれる所以(ゆえん)です。
寒い2月でもアカマツの葉は枯れ落ちることはありません

寒い2月の下旬に観察に行ってみるとアカマツの葉は枯れることなく鮮やかな緑色の葉を茂らせていました。
撮影場所 | 狭山稲荷山公園(埼玉県狭山市) |
撮影時期 | 2018年2月下旬 |
若い松ぼっくりの実の中身ってどうなってるの?
青々とした若い松ぼっくりの実はまだ笠が分裂しておらずどうなっているのか気になるところです。そこで1ついただいてきて自宅で切って中を確認してみようと思いました。

自宅へ戻り包丁で縦に切ろうとすると、包丁の刃が全く入っていきません。仕方なく輪切りにしてみるとご覧のように固い芯があり細い先のほうがやっと切れた状態です。
直径にして7mmほどはあるでしょうか、とても固い枝と言ってもいいくらいの芯があって包丁では刃が立ちませんでした。

でも普段目にする松ぼっくりにはこんな太くて固い芯のようなものはありません。ぱっくりと笠を開いた松ぼっくりからは想像できませんでした。
またこの時期の松ぼっくりからは樹液がにじみ出ていてベトベトします。そして松ヤニ独特の強い臭いもします。
アカマツの松ぼっくりは成熟するまで2年かかると言われています。今回切ってみた松ぼっくりは、7月の下旬に取ってきたのもですが、これは秋には茶色く変色しますが、松ぼっくりになって種子を飛ばすのは来年の秋頃になります。
そのためアカマツの木には、茶色くなり笠を開いた松ぼっくりと青々とした若い松ぼっくりが一緒になっているのがわかります。