ドウダンツツジ

ドウダンツツジの花

春になると壺型の可愛らしい白い花をたわわに咲かせるドウダンツツジは、庭木としても人気があります。

日本原産の低木ですが、野生種は葉が大きく、枝もあまり細かくないため庭木として植えられるものは、葉が小さく枝が細かく分かれる木から増やされたものです。

1cmに満たない小さな壺型の花は、触ってみると意外としっかりとしていて、やわらかいとかフワフワした印象はありません。

葉が小さいので遠目に見ると木全体が白っぽくなります。

撮影場所  狭山稲荷山公園(埼玉県狭山市)
撮影時期 2018年4月上旬

下の2枚の写真は埼玉県の見晴しの良い山である関八州見晴台の山頂付近に咲いていたドウダンツツジの花です。

標高700mほどあるのですが、きれいに咲いていました。この山は5月上旬になると赤や紫色のきれいなツツジの花が咲いてとてもきれいなのですが、その前にひっそりと白くて小さな花を咲かせていました。

撮影場所  関八州見晴台(埼玉県)
撮影時期 2018年4月下旬

ドウダンツツジの幹

幹は上と下とでは全く別の木に見えますが、同じ株から伸びた幹です。これでは花や葉のない冬には区別ができそうにありません。

撮影場所   狭山稲荷山公園(埼玉県狭山市)
撮影時期 2018年4月上旬

基本情報

名称  ドウダンツツジ
 ツツジ科
開花期 4~5月
原産  日本
分布  本州、四国、九州
高さ 1~2m
花の大きさ 7~9mm
植物のタイプ  低木
見かける場所  庭木、野生(ヒロハドウダンツツジ)
特徴  春に壺型の白い花を咲かせ、秋には葉が真っ赤に紅葉する。
その他