ヒルガオ

ヒルガオの花

春になるとつるを伸ばし始め、5月中旬から下旬にはこのような直径5~6cmの薄いピンク色の花を咲かせ始めます。

アサガオと違い昼を過ぎてもまだしぼむことなく花を咲かせているのでヒルガオと呼ばれるようになりました。

アサガオと違い結実し種を作ることはめったにありません。地下茎で繁殖するため冬になると地面から上の部分は枯れて無くなってしまいます。

しかし根が地面に残っているので翌年の春にはまたつるを伸ばして花を咲かせます。この写真も自宅近くの入曽多目的広場のフェンスにつるを巻き付けて咲いていた昼顔(ヒルガオ)ですが、今日も狭山市から発注を受けた植木屋さんが雑草の刈り取り作業をしていました。

撮影場所 入曽多目的広場(埼玉県狭山市)
撮影時期 2018年5月下旬

つまり、アサガオのように秋に実をつけて種を作っている暇がないのですね。花が咲いた頃には雑草として刈り取られてしまうので、子孫を残すためには地下茎で増えていくしかないのです。

そのためにヒルガオは種ではなく地下茎で繁殖するよう進化していったのではないでしょうか。

ヒルガオの葉

葉はアサガオとおなじような形ですが、大きさなずっと小さくしかも細長い感じです。

公園のフェンスにしっかりと巻き付いています。これだけしっかりと巻き付いていれば台風の風でもビクともしませんね。

撮影場所 入曽多目的広場(埼玉県狭山市)
撮影時期 2018年5月下旬

ヒルガオの全景

人工的なフェンスがあれば器用に巻き付いていきますし、人工物がない場合には他の植物の枝や幹に巻き付いて上へと延びていこうとします。

撮影場所 入曽多目的広場(埼玉県狭山市)
撮影時期 2018年5月下旬

基本情報

名称  ヒルガオ
ヒルガオ科
開花期 5~10月
原産 日本
分布 北海道~九州
高さ
花の大きさ 5~6cm
植物のタイプ つる性多年草
見かける場所 道ばた、空き地、公園等
特徴
その他