カモガヤ

5月
カモガヤ
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基本情報

名称カモガヤ
イネ科
開花期5~8月
原産地中海~西アジア
分布北海道~九州
高さ50~120cm
花の大きさ10cm(花序)
植物のタイプ多年草
見かける場所空き地、土手、道ばた
特徴 
その他日本の侵略的外来種ワースト100.外来生物法で要注意外来生物に指定された.

カモガヤの花

カモガヤの花の特徴

花序:カモガヤの花は円錐花序(円錐形の穂)を形成します。この花序は高さ8〜30センチメートル程度で、多くの小さな花が集まっています。

: 花自体は淡緑色から淡紫色で、花序全体はやや目立つ形状となっています。

開花期: カモガヤの花は6月から8月にかけて開花します。この時期には、牧草地や野原で花が風に揺れる姿を見ることができます。

繁殖: カモガヤは風媒花であり、花粉が風によって運ばれます。これにより、受粉が行われ、種子が形成されます。

利用: カモガヤの花粉は牧草としての利用が主ですが、花粉症の原因ともなるため、人々にとっては注意が必要です。

カモガヤは、花が開花することで牧草としての価値が増し、また景観にも一役買っています。

撮影場所入曽多目的広場(埼玉県狭山市)
撮影時期2018年5月下旬

カモガヤの葉

カモガヤの葉の特徴

形状と大きさ: カモガヤの葉は長さ10〜40センチメートル、幅0.5〜1.5センチメートルの線形です。葉は細長く、鋭い先端を持っています。

: 葉の色は鮮やかな緑色で、成長するとやや濃い緑色になります。

質感: カモガヤの葉はやや粗い質感を持ち、葉脈がはっきりとしています。触るとざらつきが感じられることがあります。

配置: 葉は互生(対向する位置に交互に生える)しています。これは光を効率的に取り入れるための配置です。

機能: 葉は光合成を行い、植物の成長に必要なエネルギーを生成します。また、葉は環境からの水分を取り込み、栄養分の輸送を行います。

カモガヤの葉は牧草として重要な役割を果たし、その栄養価が高いため、家畜の飼料として広く利用されています。

撮影場所入曽多目的広場(埼玉県狭山市)
撮影時期2018年5月下旬

カモガヤの実(種)

カモガヤの実(種)の特徴

  1. 形状と大きさ: カモガヤの種は小さな楕円形で、長さは約2〜3ミリメートルです。種子には硬い殻があり、保護されています。
  2. : 種子は成熟すると淡い茶色または黄褐色になります。
  3. 分布: 種子は風によって広がり、周囲の土壌に落ちて新しい植物を育てます。また、動物の毛や衣服に付着して運ばれることもあります。
  4. 繁殖: カモガヤは多年草であり、種子を通じて繁殖します。種子は適切な条件(温暖な気候と適度な湿度)で発芽し、新しい個体を形成します。
  5. 発芽条件: カモガヤの種子は、春から初夏にかけての温暖な気候で発芽しやすいです。日当たりの良い場所と肥沃な土壌が発芽と成長を促進します。

カモガヤの種子は、その適応力と繁殖力により、広範な地域で分布しています。これにより、牧草地や野原などでよく見られる植物となっています。

撮影場所入曽多目的広場(埼玉県狭山市)
撮影時期2018年5月下旬

まとめ

カモガヤはイネ科の多年生草本で、日本各地に広く分布しています。高さは50〜150cmに達し、葉は線形で緑色、花は小穂に集まって穂状に咲きます。春から初夏にかけて花を咲かせ、風媒花として風によって花粉を飛ばします。

この花粉はアレルゲンとなり、カモガヤ花粉症の原因となることがあります。カモガヤは湿った草地や川岸などに生育し、根茎で繁殖するため、広範囲にわたって群生することが特徴です。また、牧草としても利用されることがありますが、花粉症対策としては刈り取りや除草が必要です。

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