基本情報
シモツケは春から夏にかけて美しい花を咲かせる落葉低木です。主に5月から7月に開花します。花の色はピンクや白が一般的で、他にも薄紫や赤い品種もあります。小さな花が密集して円錐花序(円すい状の形をした花の集まり)を形成し、その花序全体の大きさは5〜15センチメートルほどになります。
シモツケは庭園や公園の景観植物として人気があり、特に色鮮やかな花が群がる姿は観賞価値が高いです。また、花が長期間楽しめることから、ガーデニング愛好者にも好まれています。シモツケは日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育てることができます。
名称 | シモツケ |
科 | バラ科 |
開花期 | 5~8月 |
原産 | 日本、朝鮮半島、中国 |
分布 | 北海道~九州 |
高さ | 50~100cm |
花の色 | 深紅、ピンク、白 |
花の大きさ | 全体で5~15cm |
植物のタイプ | 落葉低木 |
見かける場所 | 庭、公園、山 |
特徴 | 樹高もあまり高くならず、花も美しく、葉も秋には紅葉するため年間を通して楽しめる植物で庭に植えられていることが多いのですが、山間部などにも多く自生している丈夫で育てやすい植物です。 |
その他 | シモツケ、シモツケソウそしてキョウガノコの区別は難しい。 |
シモツケの花



撮影場所 | 彩の森入間公園(埼玉県入間市) |
撮影場所 | 2017年6月下旬 |
名前の由来は、下野(しもつけ)の国(現在の栃木県あたり)で初めて発見されたことからきています。ただ今現在では、北海道から九州までの山地に広く分布する落葉低木で秋には葉が紅葉します。
樹高は高くても1mほどしか成長せず、丈夫で育てやすいため観賞用として庭などによく植えられています。花の色は赤、白そしてピンク色があり、小さな花が固まって咲いて綺麗です。

撮影場所 | 彩の森入間公園(埼玉県入間市) |
撮影場所 | 2017年8月上旬 |
6月下旬にはちらほらとしか咲いていなかったのですが、8月上旬に同じ場所を音連れてみるとずっと奥までピンク色の花が咲いていました。手前の花はもう盛りを過ぎてちょっと茶色になっています。
ここ彩の森入間公園でのシモツケの見ごろは7月下旬といったところでしょうか。
シモツケの葉と茎(幹)


撮影場所 | 彩の森入間公園(埼玉県入間市) |
撮影場所 | 2017年6月下旬 |
まとめ
シモツケは落葉低木で、日本各地の庭園や公園に広く植栽されています。主に5月から7月にかけてピンクや白の小さな花を密集させて咲かせ、その花序は円錐花序と呼ばれ、5〜15センチメートルの大きさです。
薄紫や赤い花を咲かせる品種もあり、色鮮やかな花が観賞価値を高めています。シモツケは日当たりの良い場所を好むものの、半日陰でも育つことができます。手入れが比較的容易で、長期間花を楽しむことができるため、ガーデニング愛好者に人気があります。
また、耐寒性があり、寒冷地でもよく育ちます。庭園の景観植物としてだけでなく、生垣や寄せ植えの一部としても利用されています。