ヤエヤマブキ(八重山吹)

ヤエヤマブキ(八重山吹)の花

ヤエヤマブキ(八重山吹)はバラ目バラ科ヤマブキ属の落葉低木で、人の手で品種改良されて生まれた園芸品種です。

雄しべは花弁に変化し、雌しべも退化しているため、やまぶきのように結実することはありません。そのため地下茎を伸ばして株を増やし広がっていきます。

株立ちし、樹高は1.5mほどになります。

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影時期 2017年7月下旬

ヤエヤマブキ(八重山吹)の開花期はヤマブキよりも少し遅い4~5月頃なのですが、なぜか7月の下旬に咲いていました。早春の登山道で見かけるヤマブキも綺麗ですが、八重咲のヤマブキもボリューム感があって素敵です。

ヤエヤマブキ(八重山吹)の葉

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影時期 2017年7月下旬

葉はヤマブキの葉と殆ど同じで、縁にははっきりした鋸状のギザギザがあります。また葉は、草のようにとても薄くできており、一見すると樹木の葉には見えません。

ヤエヤマブキ(八重山吹)全景

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影時期 2017年7月下旬

公園内に植えられているヤエヤマブキ(八重山吹)は、背の低い垣根のようにまとまっており、幹は固くしっかりと直立しています。しかし、本来は幹は細長く伸び先は垂れ下がると思われます。

基本情報

名称  ヤエヤマブキ(八重山吹)
 バラ科
開花期 4~5月
原産  日本、中国
分布  北海道~九州
高さ 1~2m
花の大きさ 3~5cm
植物のタイプ  落葉低木、園芸品種
見かける場所  公園、庭
特徴  ヤエヤマブキはヤマブキの園芸品種でもともとは人の手によって生み出されたものなので自生はしていません。
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