便利な利用法
当サイトでは名前のわからない樹木を調べるために以下ようなカテゴリーで分類し、誰もが簡単に植物の名前を調べられるよう、特徴のある部分の写真を掲載するようにしています。
よって花の咲いていない時期には葉や幹のかたちから調べることができるし、秋の実のなる時期には果実や種子からその植物の名前が分かるようにしています。
分類(カテゴリー)は以下のようにしてそれぞれ一番のある部分をクローズアップした写真で紹介しています。
- 山で見かける植物
- 公園(市街地)で見かける植物
- 花で見分ける
- 葉で見分ける
- 幹で見分ける
- 実で見分ける
植物の特徴で見分けよう
各植物の生き様を感じ取ろう!
気になる植物の名前が分かったら、その植物の生き様を想像してみると面白いですね。
道端にに生えている雑草は、人や車が通って何度も何度も踏みつけられても必死に生き延びて子孫を残そうとしているのです。
そう考えると自分が抱えている問題も死に物狂いで取り組めば何とかなると思えてくるはずです。
これらの雑草に比べたら、自分の状況など幸せ過ぎると思えるようになったら、植物に興味を持った一番の収穫になるでしょう。
たんぽぽでも芝生広場に生えるタンポポは背が低く、人が足を踏み入れないような森の中に咲くたんぽぽは背が高くなります。
これは広い場所は人や動物に踏みつけられたり、強風にさらされて茎が折れないように短くなるのです。
一方森の中のタンポポは、その心配がありません。
それどころか風が弱すぎるので少しでも風を受けて種子を遠くへ飛ばそうと茎を高く伸ばします。
また雑草の代名詞ともいえるオオバコは、背が低いため森の中では他の植物に負けて生き延びることができません。
そこであえて人に踏みつけられる可能性の多いアスファルトや道端で生き延びようとします。
そのためオオバコの茎はとても丈夫でしなやかにできていて、人に踏みつけられただけでは折れたりしません。
それどころか種子が水に濡れると粘着性が出るようになっていて、人に踏まれると靴の底にくっついて種子を遠くへ運べるように進化しているのです。
人も同じです。
他人や会社、社会に自分が都合の良いように変わることを要求してもそれを実現するのは不可能に近いでしょう。
「過去と他人は変えられない。」のです。
オオバコのように自分が変わってしまえばいいのです。
自分の価値観や考え方は自分が変えようと決断した瞬間に変えることができるのです。
オオバコを踏みつけてニタニタ笑っている人も、実はオオバコの種子を気づかぬうちに運ばされているということに気がついていないちょっと残念な人なのです。
私たちもオオバコのようにどんな苦境にでもしたたかに生き抜ける智恵と思考法を身につけたいものです。
このように植物の生き様を自分に照らして考えてみると植物観察がより楽しくなります。
植物の名前がわかったら、その特徴、生き様にちょっとだけ目を向けてみてください。