基本情報
名称 | クチナシ |
科 | アカネ科 |
開花期 | 6~7月 |
果期 | 10~11月 |
原産 | 日本、中国、台湾、インドシナ |
分布 | 本州静岡以南、四国、九州、南西諸島 |
高さ | 0.5~3m |
花の大きさ | 7~10cm |
植物のタイプ | 常緑低木 |
見かける場所 | 公園、庭園 |
特徴 | 基本的に花の色は白色ですが、花の形は6片のものから八重咲きのものまでさまざま。 |
その他 |
クチナシの花


撮影場所 | 彩の森入間公園(埼玉県入間市) |
撮影場所 | 2017年6月下旬 |
八重咲の花は重いのかみんなうつむき加減に咲いています。私がよく行く公園に植わっているクチナシは、八重咲のもので顔を近づけると独特の甘い香りがします。
一般的なクチナシは八重咲ではなく、花びらは6枚で、中央に黄色い大きな花弁があります。樹高は50cm~3m程度ですが、公園などでは剪定されるため腰の高さくらいの場合が多いようです。
クチナシの葉


撮影場所 | 彩の森入間公園(埼玉県入間市) |
撮影場所 | 2017年6月下旬 |
葉の表面はつやがありピカピカしていてとてもきれいです。そのため葉の表面は汚れが一切ありません。
クチナシの全景

撮影場所 | 彩の森入間公園(埼玉県入間市) |
撮影場所 | 2017年6月下旬 |
クチナシの全体的な姿は、常緑の低木で高さはありません。
まとめ
クチナシ(Gardenia jasminoides)は、アカネ科の常緑低木で、主に東アジアを原産とします。その名前は、果実が熟しても口を開かないことから由来します。クチナシは、濃い緑色の光沢のある葉を持ち、6月から7月にかけて芳香を放つ純白の花を咲かせます。その美しい花と強い香りから、観賞用として広く栽培されています。
クチナシの花は、日本文化において特に重要で、茶道の席では花入れとしてよく使われます。また、果実は黄色の天然染料として使用され、和菓子や料理の着色に利用されることがあります。さらに、漢方薬としても利用され、鎮静、抗炎症、利尿などの効果があるとされています。
クチナシは、日当たりの良い場所を好み、水はけの良い土壌で育てるのが望ましいです。耐寒性があり、日本の多くの地域で庭木として育てることができます。剪定を行うことで、形を整えると同時に、病害虫の予防にも効果があります。このように、クチナシは美しさと実用性を兼ね備えた植物として、多くの人々に愛されています。