カツラ

カツラの幹

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影場所 2017年6月中旬

カツラの樹皮は、老木になればなるほどひび割れが増して、縦に裂けていき次第に剥離が多くなっていきます。

カツラの花は、4月前後に枝の途中に雌雄異株の花を咲かせますが、大きな花弁もないため花だと気づく人もあまりいません。

カツラの独特の葉

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影場所 2017年6月中旬

カツラの葉は、丸みがあるだけでなく縁もギザギザではなく丸みのある凸凹で可愛らしい形をしています。秋には黄色に黄葉し、葉が落ちると落ちた葉から甘いにおいがします。

10月中旬になるとカツラの葉はいっせいに散り出します。朝露に濡れた葉は甘いお茶のようなほのかな香りを出します。

カツラの木のまわりの地面は落葉で見えなくなるほどです。この上を歩くとほのかな香りを楽しめます。

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影場所 2017年10月中旬

カツラの木はまっすぐに伸びていきます。

撮影場所  彩の森入間公園(埼玉県入間市)
撮影場所 2017年11月中旬

11月中旬には、カツラの木の枝には葉は全く残っておらず、空がよく見えるようになります。葉が無くなるとカツラの木の幹がいかに真っすぐで、幹の上部に枝が伸び、さらに細い枝が細かく枝分かれてしているのがよくわかります。

基本情報

名称  カツラ
 カツラ科
開花期 3~5月
原産  日本
分布  北海道~九州
高さ 30m
花の大きさ
植物のタイプ 落葉高木
特徴  葉は秋には黄葉し、落葉は甘い香りを放ちます。
その他  一本の幹が真っすぐに伸びる単幹直立性の樹木で樹形が美しいため、街路や公園などに植えられることが多い。