クサギ

8月

基本情報

名称 クサギ
 クマツズラ科
開花期8月
結実期11月
原産 
分布 全国
高さ4~8m
花の大きさ3~3.5cm
花の色
植物のタイプ 落葉低木
見かける場所 低山、里山、公園
特徴 花自体はとても甘い香りを放ちますが、葉や枝、幹などを傷つけると悪臭を放ちます。
その他 

クサギ(臭木)の花

撮影場所 狭山稲荷山公園(埼玉県入間市)
撮影時期2017年8月中旬

クサギ(臭木)の葉

葉や幹が傷つけられると臭い臭いを発するのでクサギ(臭木)と呼ばれるようになりました。

撮影場所 狭山稲荷山公園(埼玉県入間市)
撮影時期2017年8月中旬

クサギ(臭木)の幹

撮影場所 狭山稲荷山公園(埼玉県入間市)
撮影時期2017年9月上旬

幹の太さは6~7cmほどで全体にブツブツがあります。

クサギの特徴

公園のクサギを観察していて気づいたことがひとつあります。それは赤い蕾(つぼみ)が実がなるまでずっと残るということです。まず8月になると下の写真のような赤い蕾(つぼみ)をつけます。

その後、その蕾(つぼみ)から伸びるように花が咲きます。蕾からまっすぐに赤い茎が伸び、その先に真っ白な花を咲かせます。

やがて白い花は枯れて茶色くなってしおれてしまいますが、蕾(つぼみ)はまだ赤いままです。

その後、蕾(つぼみ)の中で実が育ち、蕾(つぼみ)よりも大きなってきます。その頃になるとやっと赤い蕾(つぼみ)か茶色くしおれていきます。

まとめ

クサギ(Clerodendrum trichotomum)は、シソ科の落葉低木で、東アジアを原産とします。クサギの特徴は、夏に咲く芳香のある白い花と、秋に実る鮮やかな青い果実です。特に花は、甘い香りを放ち、多くの人々に好まれています。葉は独特の強い香りを持ち、特に触れるとその香りが強くなるため、「臭木」という名前が付けられました。

クサギは、日当たりの良い場所を好み、水はけの良い土壌で育てるのが望ましいです。また、適度な剪定を行うことで、美しい形を保ちながら健康な成長を促進することができます。病害虫にも比較的強く、育てやすい植物です。

この植物は、観賞用として庭や公園で広く栽培されているだけでなく、伝統的な薬用植物としても利用されています。古くから、葉や根は消炎や解毒作用があるとされ、民間療法に用いられてきました。このように、クサギは美しさと実用性を兼ね備えた植物として、多くの人々に親しまれています。

 

 

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