ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲの花

撮影場所 尾瀬ヶ原(群馬県、福島県)
撮影時期 2004年7月下旬

ニッコウキスゲの花は、朝咲いて夕方にはしぼんでしまう一日花。1株に7つほどの蕾(つぼみ)をつけ、1日1個づつ咲いていきます。そのため、だいたい1週間がニッコウキスゲの見ごろ期間になります。

和名は「ゼンテイカ」ですが、「ニッコウキスゲ」の名前のほうが有名です。理由は栃木県の日光に多く群生していたからで日光の固有種というわけではなく、日本各地に広く分布しています。

ニッコウキスゲはユリ科の植物で、根は球根のようなユリ根を作るのですが、それがかなりおいしいようです。また蕾(つぼみ)も酢漬けにすると触感と香りが素晴らしいようです。

撮影場所 赤城山/地蔵岳(群馬県)
撮影時期 2004年7月上旬

撮影場所 榛名山/榛名富士(群馬県)
撮影時期 2005年7月下旬

ニッコウキスゲの花びらは場所によって花びらの太さが違います。いづれにしても夏を告げる花で、登山中に出会えると疲れを忘れて見入ってしまいます。

基本情報

名称  ニッコウキスゲ
 ユリ科
開花期 6~8月
原産
分布  北海道~本州中部
高さ ~80cm
花の大きさ 7cm
花の色 黄色、橙色(だいだいいろ)
植物のタイプ  多年草
見かける場所  山地、高山の高原
特徴  ユリ特有のラッパのような花を咲かせる多年草で、高原などの寒暖差のある場所でしか生育しません。
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