チガヤ

4月
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基本情報

名称 チガヤ
イネ科
開花期4~5月
原産日本、中国、東南アジア他
分布全国
高さ30~50cm
花の大きさ5~10cm
植物のタイプ多年草
見かける場所河原、空き地
特徴 
その他 

チガヤの穂(種)

3~4月頃に開花し、すぐに白い綿毛のような穂に変わります。人の歩かない斜面にはびっしりとチガヤが群生し、他の植物よりも繁殖力があるようにみえます。

はじめはぴったりとくっついた穂も5月の下旬頃になると開き出してフワフワの状態になります。

よくみるとフワフワの綿毛に小さくて細長い種がついているのが分かります。これが風に飛ばされて至る所にチガヤの群落をつくるのでしょう。

チガヤは群落を見ていると風になびいてきれいなのですが、土地の所有者にしてみればただの雑草で、その繁殖力に閉口しているようです。

このように種でも増えるのですが、地下茎でも増えるようで、刈り取っただけではダメで根まできちんと抜き取らないとすぐに生えてきてしまうそうです。

撮影場所入曽多目的公園(埼玉県狭山市)
撮影時期2018年月5下旬

チガヤの葉と茎

撮影場所入曽多目的公園(埼玉県狭山市)
撮影時期2018年月5下旬

まとめ

チガヤの特徴

  • 草丈: 50〜150センチメートル程度。

  • : 線形で先が尖っており、長さは50〜100センチメートル。

  • : 夏に白い穂状の花を咲かせる。花は風媒花で、風によって花粉が運ばれます。

生息環境

チガヤは、主に河川敷や湿地、空き地、道路脇などに生息しています。耐旱性(乾燥に強い性質)と耐塩性(塩分に強い性質)を持つため、さまざまな環境に適応できます。また、根茎(地下茎)が発達しており、地面を覆うように広がります。

生態系への影響

チガヤは繁殖力が非常に強く、根茎を通じて広がるため、一度定着すると他の植物が育ちにくくなることがあります。これにより、生態系に影響を与えることがあります。そのため、農地や牧草地での管理が重要です。

利用

チガヤは、伝統的に編み物や燃料、家畜の飼料として利用されてきました。また、土壌の浸食防止にも役立ちます。

繁殖方法

チガヤは種子と根茎の両方で繁殖します。種子は風や動物によって運ばれ、新しい場所で発芽します。また、根茎は地下で横に広がり、新しい芽を出します。

チガヤはその強い繁殖力と適応力から、広範な地域で生息し、さまざまな利用がされています。

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